[BetterTouchTool] 選択中のテキストをJavaScriptスクリプトで変換するタッチバーボタンを作る
こんにちは、CX事業本部 IoT事業部の若槻です。
BetterTouchToolというMac向けのツールをご存知でしょうか。
このツールを使えば、ジェスチャーやタッチバーボタンで実行できる様々なアクションをMac端末に設定することができます。利用には有料ライセンスを購入する必要がありますが、便利なので私はライセンスを更新しつつもう2年以上利用しています。
今回は、BetterTouchToolを使用して、選択中のテキストをJavaScriptスクリプトで変換するタッチバーボタンを作ってみました。
やりたいこと
私のDevelopersIOブログの執筆効率化の一環です。Visual Studio CodeでMarkdownで執筆する際の使用を想定しています。
VS Codeのファイル編集中に、スニペット化したい言語キーを選択して、端末のタッチバーボタンをクリックすると、
下記のような記述に変換されるようにしたいです。
やってみた
設定
BetterTouchToolで、[+]をクリック。
[Select App from runnnig apps]でCode
を選択。
左ペインにCode
が追加されるので選択し、下部の[+]をクリック。(画像では間違えてGoogle Chromeを追加していますがCodeで読み替えて下さい)
まずトリガーを設定します。
[Select Trigger]で[Touch Bar button]を選択。
適当なボタンタイトル(絵文字も可)を指定して、[Save]をクリック。
これでトリガーが設定できました。次に実行されるアクションを設定します。
[Click here & select action]で[Utility Actions]-[Transform & Replace Selection With Java Script]を選択。
[Clipboard Transformer Function (JavaScript)]に変換に使用するJavaScriptスクリプトを指定し、[Save]をクリック。
今回指定したスクリプトは下記です。
async (lang) => { return `[${lang}]\n\`\`\`${lang}\n\n\`\`\`\n[/${lang}]` }
これで設定は完了です。
動作確認
動作の様子です。
ちょっと分かりづらいですが、アクティブウィンドウをVS Codeに切り替えると、先程作成したタッチバーボタンがタッチバーに表示されて、VS Code上のテキストを選択した状態でそのボタンをクリックすると、テキストが変換されています。
おわりに
BetterTouchToolを使用して、選択中のテキストをJavaScriptスクリプトで変換するタッチバーボタンを作ってみました。
BetterTouchToolの隠された(?)機能を2年越しに見つけることができました。
以上